1966-1975 昭和40年代
うれし恥ずかし、たばこの味と青春の思い出

【1968/昭和43年】
三億円事件

私がまだ、ひとりでトイレに行けない頃なので3歳くらいだったと思うのですが、私の祖父はタバコが好きで「しんせい」を毎日吸っていました。手の爪はおそらくタバコで黄色くなっていたんだと思います。 その日は祖父にトイレに連れて行ってもらい、和式便所(ボットン便所なので気をつけないと落ちてしまう)で足を抱えてもらっていました。タバコ好きな祖父はタバコを手にはさんで私を抱えていたので、タバコの灰が腿に落ちてやけどしてしまいました。私が突然泣き出したので、わけが分からなかったんでしょうね。気が付いて灰を手で払うまで10秒くらい腿に灰がのっていたでしょうか、今でも私の左の腿には直径8mmくらいの丸い火傷の跡があります。今はもう亡くなってしまったけれど、その傷をみるとあの頃の記憶が鮮明によみがえってきます。
[30代/男性/愛知県]
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