たばこ屋さん大好き!キャンペーン2020特別編 結果発表

2020年9月から11月にかけて実施いたしました「たばこ屋さん大好き!キャンペーン2020特別編」において、280件を超えるご応募をいただきました。誠にありがとうございます。今回は皆様からいただきましたエピソード第一弾をご紹介します。

東京都 30代 男性 のエピソード

私が東京に来てから今尚お世話になっている「たばこ屋さんのお婆ちゃん」が本当私にとって第二の親です。悩みはもちろん、人生のことや仕事のこと、恋愛、時にはテレビの話題など毎回色々な話をしています。特に私がタバコを買いに行ったときには、「おやぁ、来てくれたんだね!!」と言って暑いときには冷たい麦茶、寒いときには温かいお茶、そして灰皿を出してくれて、「ゆっくりしていきんさい。」と言ってくれます。今では週に一度遊びに行くのが私の生き甲斐です!!

福井県 50代 男性 のエピソード

近所にあるタバコ屋が今月いっぱいで閉めるそうです。オッチャンの病気が再発したのもあるけどやはりコンビニに対抗するのは大変だとか。自分は煙管を愛用していますがオッチャンも煙管愛用。刻みを売っている店がその店しかなかったから通ったのもあるけどオッチャンには煙管の良し悪しや手入れの仕方など色んな事を教わりました。「店は閉めるけど家には居るからいつでも遊びにおいで」と言ってもらえたのが嬉しかったです。オッチャンには長生きしてもらってまだまだ色んな事を教えてもらいたいです。オッチャン、長い間お疲れ様でした。

石川県 50代 男性 のエピソード

街の情報屋でもあるたばこ屋のおばあちゃんはとてもおせっかい焼き。 独身の男女が店にやって来ると、「あの子どうだい?」「この人狙い目だよ」 とよく客に紹介していた。 そんなおばあちゃんのおかげでカップル誕生や結婚した人の数は数十人。 そんな街のおせっかい屋さんでもあった素敵なおばあちゃん 今は雲の上でまたたばこ屋を営んでるんだろうなぁ

埼玉県 50代 女性 のエピソード

最愛の母の月命日に通うこと数十年。 お寺の入口横に佇む小さな煙草屋さんでお線香を1把買って行くのが習慣。 80円のお線香は煙草に比べたらとても安価なのに毎回笑顔で渡してくれる窓ガラス越しに座ってたおばさんも年を重ね呼び鈴で呼ぶのが申し訳なく先日ライターも一緒に注文すると「気を遣わなくていいのよ」と静かに微笑む。何百というやり取りの中で必要以外の会話もしたことがなかった私の意図を察して下さる温かさに目頭が熱くなりました。

兵庫県 30代 女性 のエピソード

忘れもしない、初めて一人でたばこ屋さんへおつかいに行った時のこと。その日は兄は友人と遊びに行って家に居なかったため、私一人で行くことになりました。お金を握りしめて、「マイルドセブン一つください…」と、何度もつぶやきます。しかしたばこ屋さんのおばちゃんと目があった瞬間、覚えたセリフが全部飛んで頭が真っ白に…。その後おばちゃんが、「マイルドセブンか?」と聞いてくれたので、無事に買うことができました。 たばこ屋さんは、子どもたちにとって登竜門的な存在。一人でおつかいできた私は、誇らしげに家に帰るのでした。

岡山県 50代 男性 のエピソード

私の小さなアパートは、T市とF市の境にあった。一番近いたばこ屋はT市側にあったが、ある日F市の店に入った。ふと見ると「たばこは地元で買いましょう」のポスターがある。若奥さんという感じ女性から、「たばこは市の税収になるんですよ。だから、地元で、うちの店で買ってね」と言われた。二十七、八歳に見えるその女性はずいぶん大人に見えた。「よし、これからはたばこはこの店で買おう」と決めた。しかし、件の女性が店番をしていることは滅多になく一世代上のおばちゃんから、買うことがほとんど。たまに件の女性から帰ると一日幸せな気がした。

宮城県 40代 男性 のエピソード

今はもう閉店してしまったのですが、近所に昔ながらのなんでも売っている、たばこ屋さんがありました。そこには10円玉を弾いて遊べるゲーム機などもあり、小さい頃はよく父親がたばこを買いに出かけるとついて行って、10円を貰って遊んだ記憶がありますね。学生時代は、部活帰りにアイスを買いに寄るようになったり、成人すると自分がたばこを買いに出かけたり、もう数十年前の話なのですが、自分の成長をたばこやのおばあちゃんに、見守って貰っている印象したね。

神奈川県 60代以上 男性 のエピソード

3歳頃に住んでいたアパートの近くに小さなタバコ屋さんがあり、「看板娘」のお婆さんがいつもちょこんと座っていました。母方の祖母に似ていたので、店の前を通る時に小さな私が「婆ちゃん」と声をかけると、いつでも微笑んでくれました。また、お客さんにタバコを渡す時も「はい、ありがとね」と同じような優しい笑顔を振りまいていたのをはっきりと覚えています。あれから年月が経った今振り返ると、街の発展とともにそうした人肌のふれ合いが少なくなり寂しく感じられます。そう、昔はどこの町角でも見られたタバコ屋さんは、人情の機微を映す鏡だったのですね。

千葉県 60代以上 男性 のエピソード

小学生の頃、たばこ屋さんの前を通ると、カウンターのおばちゃんから「早く家に帰りなさい!」とか「今日は、かっちゃんどうしたの?」とか声をかけられました。ある日、中学生がたばこを吸っていると、「あんた達どこの中学校?、通報するよ!」と、おばちゃん激怒。中学生は飛んで逃げてました。そんなこんなで、たばこ屋さんは昔も今も、街の見守り隊。私の住む商店街の角にあるたばこ屋さん、おばちゃんは代替わりしたけど、今もカウンターから街を見守っています。

静岡県 20代 女性 のエピソード

小さい頃小銭を握りしめて通った駄菓子屋さんが、たばこ屋さんも兼ねていました。会計時に「また来てね」といつもおまけにラムネを1つくれました。 ある時、自分が会計してもらおうと店主のおじいさんのところへ行くと、たばこを買いに来たお客さんの会計中。見ていた私は、 「大人にはおまけはないの」 と思わず聞いたところ、がははと笑って、 「そうだよなあ、大人だってあったっていいよなあ」 と言ってお客さんにラムネを差し出しました。お客さんのおじさんは少し困った顔で 「おじさんはいいから、あげるよ」 と私に譲ってくれました。 中学生になった頃から行かなくなり、ある時たまたまお店の前を通るとお店にはシャッターが。 もう二度と店主のおじいさんに会うことは叶わないと直感しました。 子どもの言った余計な一言を無視せず、笑って温かく受け止めてくれたおじいさん、ずっとずっと忘れません。

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