代表 中嶋 耕蔵
住所 〒189-0013  東村山市栄町2-2-6
TEL 042-395-4915

 西武新宿線の久米川駅南口すぐ前に、たばこを吸われる方にとって、一息つけるオアシス「久米川喫煙室」があります。たばこ販売の窓口と喫煙室が一緒にあり、地元の人々にとっての憩いの場所になっているようです。ここでお店を構えるご主人にお話を伺ってきました。

創業されたのはいつ頃でしょうか?

お話を伺ったご主人

 ご主人:父が店を始めたので、50年くらい経ちます。以前はたばこと洋菓子のチェーン店でしたが、喫煙室として始めたのは6年ほど前からです。路上喫煙禁止条例で、外でも喫煙できる場所がなくなってきたところで、タスポが導入されるということも決まり、たばこの商売も難しくなるだろうと考えて喫煙場所を作ろうと考えました。

駅前に広い喫煙室があると、たばこを吸われる方にとっては嬉しいですね。

久米川駅南口前の便利な喫煙室です。

 ご主人:駅前に大手のスーパーがありますが、駐車場がないんですよ。もう少し離れた場所にあるスーパーには、店舗よりも大きな駐車場があるんです。ふつうは、その駐車場のスペースを削って店舗を広くしないともったいないと考えるかもしれませんが、実際にはお客様は駐車場のあるスーパーへ行くんですよ。利用しやすいお店にお客様は向かう。そういう時代になっていると思います。駅前の店で店舗スペースを広げなければもったいないと考えるより、お客様にとって利用しやすい店を作ろうと考えました。

なるほど。駅前ですし、手売りも多いでしょうね。

たばこの窓口の隣が広い喫煙室

 ご主人:そうですね。近くに飲食店が多くてカートン買いされる方も多いです。自動販売機は店には4台あって、以前は近所の飲食店にも自動販売機を置いていましたが、タスポ導入前から自動販売機だけでは、売り上げも落ちるだろうと予想して撤去しました。今はコンビニでもスーパーでもたばこを売っていますから、駅前のたばこ屋というだけでは、難しいと思って6年前にこういう形の店にしたんです。

室内には飲み物の自動販売機もあって居心地が良さそうです。

室内には飲み物の自動販売機も置いています。

 ご主人:最初は喫煙席だけのスタンド式喫茶店にしようかとも考えていたんです。それで試験的に飲み物の自動販売機を置いて、そのままになってしまっていますね。こういう形式の店なので、もともとお店にいらっしゃっていたお客様だけではなく、新たに若いお客様も来てくれるようになりましたね。

お店を改装して、変わったことはありますか?

9月末まで窓口にライター回収箱を設置して、国の基準に適合しないライターの回収にも協力しています。

 ご主人:たばこだけで以前の何倍も売れるということはないですが、だからといって、こういう店の形にしても扱っている商品が他のたばこ屋さんと全然変わらないのでは、なんの工夫もないので、パイプや葉巻、喫煙具も以前より数多く扱うようになりました。以前、この店の形式の構想を練っているときに、メーカーさんが来たので、「今、こういうことを考えているんだけど」って私のほうから提案したところ、看板や、内装なども手伝ってくれましたね。お客様にとって、良い喫煙環境を整えていれば、お客様も来てくださるし、メーカーさんもいろいろ協力してくださいますね。

周辺案内

野火止用水

東村山市恩多町ほか
西武新宿線「久米川」下車 徒歩10分

 江戸時代に野火止台地や武蔵野台地の灌漑用水路としてつくられた、約25kmの用水路です。東村山市を通る野火止用水には水車苑があり、その趣ある風情は東村山30景に選ばれています。

八坂神社

〒189-0013 東村山市栄町3−35−1
西武新宿線「久米川」下車 徒歩5分

 牛頭天王を祀る神社。その昔、インドから伝わった牛頭天王は、日本の素戔嗚尊に似ていることから、同一視され、厚い信仰を集めました。毎年7月に行われる大規模な例大祭は多くの人々を楽しませています。

編集後記

 駅のホームや公園などにあった灰皿が撤去され、路上喫煙禁止条例の導入もあり、年々喫煙場所が減っていってしまっている昨今。マナーを守って喫煙することが大前提ではありますが、少し肩身の狭い思いをしていたのも事実でした。そんななか、「久米川喫煙室」さんのように室内で休憩がてら喫煙できるお店があると、本当に嬉しいものです。お客様の便利を最優先させて店舗を改装されたご主人。このようなお店がこれからも増えていくと、大変心強いですね。