代表 林 キヌエ
住所 〒206-0002  多摩市一ノ宮3-1-1
TEL 042-374-0845

 京王線聖蹟桜ヶ丘駅の西口前にお店を構えるフラワーショップやよいさん。駅周辺にはショッピングセンターが集まり、百貨店や飲食店が建ち並びます。スタジオジブリのアニメ映画の舞台となったことでも有名な土地です。お店を営むのは、林キヌエさんと、林さんのご主人の妹さんの吉岡久子さんです。お二人にお話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺った代表の林さん(右)と吉岡さん(左)

 林さん:店は昭和40年代から始めていますが、会社の設立は昭和54年です。もともと造園業なので、ここはその販売店です。たばこを扱い始めたのは、昭和50年代ですね。その当時はたばこの販売許可をいただくのが大変でしたが、亡くなった主人が障害者でしたので、特例でいただけました。

お店はずっと女性お二人でやっていらっしゃるんですか?

取材に伺った8月はお花屋さんはとても忙しいとのこと

 林さん:そうですね。店は主人の妹(吉岡久子さん)とずっと二人でやっています。造園は息子がやっています。
 吉岡さん:主にたばこの仕入れは奥さん(林さん)。花の仕入れは私ですね。

たばこのお客様は常連さんが多いですか?

銘柄も豊富にあるので、安心です。

 林さん:そうですね。決まったお客様がカートンで買っていってくださいます。葉巻やパイプや変わったたばこを注文される方がいらっしゃって、珍しい銘柄を置いているから、遠くから買いに来てくれるお客様もいます。「インターネットにここが出てたよ」なんて言って買いにいらっしゃる方もいますよ。
 吉岡さん:ここにならあるって知っている方が買いに来てくれるんですよ。近くのたばこ屋さんも、自分の店にない銘柄だと、うちの店をお客様に紹介してくださったりして、助かります(笑)。

長年の常連さんとはお話をされたり?

聖蹟桜ヶ丘駅前です。広いお店ですよ。

 林さん:話しますよ。お茶を飲んでいったり。気軽に店に寄って「一服していくね」なんていうお客様が多いですね。
 吉岡さん:お花でもたばこでも、人が来てくれる店のほうがいいですよ。お花のお客様も固定の方が多いんです。何十年の付き合いの方もいらっしゃいます。例えば、お花の種類をお客様に聞かれて「それはありません」って答えるのではだめですよ。断るのは簡単ですが、何とかしてあげたいって思うんです。儲けを度外視してでも何とかしてあげると、お客様もすごく喜んで、それから何から何までうちに頼んでくれる固定のお客様になったりもするんです。そういうのはありがたいですね。

お休みの曜日はありますか?

自動販売機は5台あります。

 林さん:土日は霊園の仕事があるので、休みは月曜日です。花屋は盆と正月が忙しいんですよ。皆さんお墓参りに行かれるでしょう。連休がないんですよ。月曜の休みは家事をするだけで終わってしまうので、特別どこかに出かけたりはしないですね。今みたいなことを言ってたら、「そんなことばっかり言ってたらどこにも行けないよ」ってこの間息子に言われました(笑)。
 吉岡さん:だから特別に孫とどこかに行く約束もできないし、そのうち誘われることもなくなって、寂しいでしょ(笑)。でも、そういう生活に慣れちゃってるので苦ではないですよ。もう30年以上この仕事をやっているので、お互い言いたいこと言って(笑)。仕事も同じやるなら楽しいほうがいいですよね。

周辺案内

一ノ宮の渡し跡

 この付近は、鳥居戸、あるいは鳥居道という地名があったといわれ、ここにある二本ある大きなケヤキは、小野神社のご神木で、以前はこの付近に一の鳥居があったと伝えられています。また、このあたりから北の方向に一ノ宮の渡しがあったと言われています。

多摩市一ノ宮2-5
京王線「聖蹟桜ヶ丘」下車 徒歩5分

小野神社

 小野神社の起こりは古く、八世紀中頃とも言われ、かつては武蔵国の一宮であった。また、東京都指定有形文化財の木造随身椅像は、武蔵一宮小野神社の歴史を伝える数少ない貴重な資料のひとつである。

多摩市一ノ宮1-18-8
京王線「聖蹟桜ヶ丘」下車 徒歩5分

編集後記

 林さんと吉岡さんお二人とも、とても楽しそうにお仕事をされている様子が伝わってきて、笑顔の絶えない取材でした。お客様から食べ物の差し入れなどを頻繁にいただくのこと。お店に行けば、いつも笑顔で、お話すれば楽しく、真心のこもった接客をしてもらえれば、自然に人の集まるお店になるものですよね。