代表 小那覇 と志子
住所 〒    
TEL

 JR高崎線・宇都宮線が乗り入れる尾久駅は、上野駅と赤羽駅の間に位置し、通勤・通学に便利な立地です。ビッグターミナルの間にある駅ですが、尾久駅周辺は昔ながらのどこか落ち着いた雰囲気。尾久駅から北には都電荒川線も走っており、住宅街になっているので、住み心地も良さそうです。こちらで長年たばこ屋さんを営む奥様にお話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺った奥様

 奥様:私の母が昭和45年頃から始めたと思います。もともとはパンとお菓子を売る店でした。今は住宅地ですが、昔はこの周りは大きな工場が多かったんです。尾久駅を降りて、うちの店の前を通り、旭電化や日本鋼管などの工場へ出勤される方が多かったので、そういう方たちが買っていってくださいました。

 しばらくして、このあたりにもスーパーができ始めてからは、たばこ専売の店にしました。

お客様は地元の方が多いでしょうか?

たばこの窓口

 奥様:常連さんは何を買うかわかっているので、来たらすぐに出せますが、通りすがりの方もいらっしゃるので、半々くらいですね。灰皿を置いているので、よく利用してもらっています。

 タスポ導入前は、用事があるときはちょっと店を閉めて自動販売機に売ってもらっていましたが、タスポ導入後は窓口は休めませんね。

常連のお客様とは、お話したり?

灰皿置いています。

 奥様:たばこでは、最近電子たばこに興味のある方が増えています。「電子たばこを一度吸ってみたいんだけどありますか?」って聞いてくる方もいますよ。それと、在庫の管理には気をつけています。

 時々、お客様から、うちに置いてない珍しいたばこの注文がありますが、最近は丁重にお断りしています。「○○をカートンで取っておいて」と言って取りに来ない方が結構いたんです。お代を先に頂いておくわけにもいきませんしね。

お客様もいろいろな方がいますよね。何かご趣味とかはありますか?

自動販売機は3台

 奥様:今、毎日やっているのがウォーキングです。毎日店の中にいて、運動不足になりますから、店を閉めてから散歩に出ます。ここから上野まで行ったりします。Suicaを持って行って、買い物したときは電車に乗って帰ってきたりしますよ。ここから池袋や谷中銀座にも行ったりします。

運動にもなるし、大きな街で買い物できるので楽しそうですね。それでは、奥様がご商売を続けるうえで気をつけていらっしゃることは?

緊急時に役立つ公衆電話置いています。

 奥様:お客様のほうから商品について聞いてきてくださればお勧めしたり説明したりしますが、そうじゃなければ、例えば新商品について「こういうのどうですか?」とはしません。

 私もよく買い物に行ってお店の方に積極的に接客されるのが苦手なので(笑)。嗜好品ですから、お客様自身が選んでいますし、人からもらったたばこを吸えないという方も結構いらっしゃいます。商売としては消極的でいけないんでしょうけど(笑)、私はそうしています。

周辺案内

あらかわ遊園

 大正11年に開園した、23区内唯一の公営遊園地。幾度かの改装を経て、現在の子供向け遊園地の形になった。どうぶつ広場、のりもの広場、子どもプールなど、施設は充実。ちなみに、のりもの広場内のファミリーコースターは、日本で一番遅いジェットコースターである。

荒川区西尾久6−35−11
都電荒川線「荒川遊園地前」より徒歩3分

船方神社

 神亀2年(725年)の創設と伝えられているが、嘉永6年(1853年)の火災により記録が紛失。江戸時代には鬱蒼とした森のなかにあり、十二天の森・十二天社と呼ばれた。明治12年に現在の船方神社と名を改めた。

北区堀船4−13−28
都電荒川線「荒川遊園地前」より徒歩4分

編集後記

 たばこのパッケージデザインがよく変更になるため、お客様から「味も変わるのでは?」と聞かれたり、「デザインが変わったら味も変わった」などのお叱りを受けたりと、小売店はお客様と一番近いところで接しているぶん、日々対応に追われます。奥様はその都度落ち着いて臨機応変に対応されているようですが、客商売は本当に大変だと思います。こういったお客様とのやり取りも、街のたばこ屋さんならではだと思います。これからも、街のたばこ屋さんの灯を絶やさずにいてほしいと願っています。