代表 井本正恵
住所 品川区西品川2-13-4
TEL 03-3491-3361

品川区の三ツ木通り商店街にある井本商店さん。JR大崎駅、東急大井町線下神明駅、都営浅草線戸越駅などが利用でき、住宅と個人商店さんが混在している落ち着いた場所です。また、井本商店さんから三ツ木通り商店街を西へ行くと、戸越銀座商店街にも出られます。

こちらでお店を営む奥様にお話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺った奥様

奥様:はっきりはわかりませんが、だいたい昭和の初め頃だと思います。主人の父が子供の頃の話だと聞いています。ですから、三代目になりますね。

代々、父は外に働きに出て、母が店を見るという形になっているんです。結婚した当初は義父が品川区役所に勤めていて、義母ひとりで店を見ていたので、手伝いという形で入りました。

結婚する前は幼稚園の先生でしたから、商売は初めてで、最初は慣れませんでしたね。

もと幼稚園の先生なら、駄菓子を買いに来る子供さん相手はお得意でしょうね。

たばこ、文房具、雑貨、駄菓子のお店です。

奥様:そうですね。私が結婚した頃は、たばこの他に文房具と雑貨を置いていて、駄菓子はなかったんですが、義父が役所を退職した頃から駄菓子が少しずつ増えていきました。

今、駄菓子屋さん自体とても少なくなってきてますから、近くの小学生もですが、遠くから自転車に乗って買いに来てくれるお子さんもいます。

すぐそばに児童センターがあって、公園があって、うちがあるので、そこをぐるぐる回って、うちは遊び場の一部のようです(笑)。

親子二代でお店に来るお客様もいらっしゃるんじゃないですか?

たばこの陳列棚、右上の賞状は品川区からたばこ税の増収に寄与した感謝状です。

奥様:いますね。とても嬉しいですよ。ああ、もうお母さんになったんだ、とか。お子さんの成長は早いですよね。みるみるうちに大きくなります。

小さい頃はカウンターの下にあった頭がだんだん上がってきて、大きくなったねって思います。

高校生や大学生になっても買いに来る男の子はいますよ。男の子は地元の子と長く付き合うってことが多いのかもしれませんね。

たばこのお客様も地元の方が多いですか?

子供たちが大好きな駄菓子

奥様:地元の方が多いですね。今はこの周辺はあちこち工事をしているので、そういう工事現場の方が買いに来てくれます。

たばこはお客様の名前はわからなくても、顔と銘柄は一致しているので、お顔を見たらサッと出せるようにしています。あとは、お話することを楽しみに来るお客様もいらっしゃいますね。

それでは、ご商売をされる上で気をつけていらっしゃることは?

昼間の軒先は子供たちで賑わっています。

奥様:うちはコンビニに挟まれているんですけど、タスポができて、たばこの売り上げはだいぶ落ちたんです。でも、うちで他に何ができるかといったら、お客様の顔を見てさっと商品を出すとか、喜んでもらえるサービスを心がけることですよね。

以前、うちに置いてなかったアメリカンスピリットのオレンジを求めてきたお客様が、「ないなら黄色でいいよ」って言ってくださって、その後何度か来てくれたんです。それならとオレンジを仕入れておいたら、すごく喜んでくださいました。

お客様のご要望にはなるべくお応えしたいと思っています。

周辺案内

観音寺

観音寺は、金剛山円通院と号す。弘治年間の創建と言われ、開山は大阿闍梨法印光海。本尊は釈迦如来坐像で、江戸時代前期、元禄7年の作と知られている。東京三十三観音霊場、二番札所でもある。

品川区大崎3−8−12
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎」より徒歩2分

居木神社

創建年代は不明。江戸時代初期に目黒川氾濫を避けるため、現在の地に動座した。境内末社の厳島神社は品川区の有形文化財に指定されている。また、拝殿前の石段には溶岩による富士塚があり、しながわ百景に選定されている。

品川区大崎3−8−20
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎」より徒歩3分

編集後記

とても明るく、爽やかに対応してくださった奥様。子供がケガをしないよう、カップ麺で熱湯を使うポットは奥様が操作する、無料で飲めるお水を冷蔵庫で冷やしておくなど、店内のあちこちに、駄菓子を買いに来るお子さんたちへの気遣いが見られます。

親子二代でお店に通うお客様がいるのも納得です。懐かしいお菓子たちを見て、童心にかえれる素敵なお店でした。