代表 小山弘
住所 葛飾区東新小岩8-28-13
TEL 03-3691-6098

葛飾区の新小岩。当『東京・街角・たばこ屋さん』の記事でも何度か登場している、なじみ深い地域になってきました。

駅南口には、昭和の香り漂う全長420メートルの新小岩ルミエール商店街や、リーズナブルな飲食店も多く、親しみやすい雰囲気で人気が出てきている街でもあります。

今回お邪魔する東新小岩のたばこ、酒、雑貨等を扱うの小泉酒販さんは、都内で、宝くじが良く当たるお店として有名です。そんな幸運に恵まれたお店のご主人にお話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺ったご主人と奥様

ご主人:昭和40年です。私は、昭和25年4月10日に富山県から出てきました。その日、初めて浅草で花魁道中を見たので、日にちもはっきり覚えているんです。

浅草の酒屋に4年くらい勤めて、その後、銀座4丁目の酒屋に移りました。そこで昭和30年から40年まで、10年間働いてから昭和40年に、この場所で店を開きました。

ご主人の名字は小山さんですが、屋号は小泉酒販です。この屋号はどういう経緯で?

入口の正面に宝くじの記帳台があります。

ご主人:自分は「イズミヤ」という屋号が好きで、東京で独立したら、この屋号にしようと思っていました。

でも、昭和40年に新小岩で「イズミヤ」という酒屋をやろうとしたら、当時すでにイズミヤというお店があって、できなかったの。それで、小山の「小」とイズミヤの「泉」をとって小泉酒販にしました。

平成2年から会社にして、今はたばこの管理は長男がやっています。あとは家内と娘と、家族4人で店を見ています。たばこは何度も申請を出して、ようやく昭和60年に許可がおりたんですよ。なかなか許可がおりなかったのは、昔はこのあたりは田んぼばかりで、店の前の道路も舗装されておらず、人が通らないだろうということだったんですね。

昭和60年に、切手やハガキも扱うようになって、平成17年には宝くじの販売も始めました。

何でもあるお店ですよね。裏手には大きなスーパーもありますが、今もお客様がたくさん来店されています。

たばこも多くの銘柄がそろっています。

ご主人:そうですね。スーバーができたときに、うちの店で食品などはもう厳しいと思ったから、いろいろ考えて宝くじの販売を始めました。

これまでに、1億超えの当選が2回出ているので、女性週刊誌にも何度か取り上げられて、遠方から宝くじを買いに来る人もいます。億超えもすごいけど、100万円とか、東京都宝くじの1000万円の当選も良く出ているんですよ。やっぱりうちで買った宝くじが当たれば嬉しいです。

以前、週刊誌の記者が取材に来て、ここで話をしていたときに、当選券照合機の音が鳴ったんです。お客様が年末ジャンボの3等の100万円を当てたんですね。それはもう記者さんも喜んでまして、ずいぶん取材しているけど、目の前で当選した瞬間に立ち会えたのは初めてだって。その模様も記事になっています。

それはすごい! お店にもツキがあるんでしょうね。

看板にご主人の似顔絵「七福爺さん」が描かれています。

ご主人:私、富山県の福野町の出身なんですが、七福爺と言われています(笑)。福がいる野という町名なので、福の神がいると結びつけられたの。お客様に来ていただけるのは、宝くじもだけど、何でも置いてるからでしょうかね。

お酒、たばこ、食品から雑貨、切手やハガキ、収入印紙もあるし、宅配便もビール券も扱っています。

それでは、ご商売をされる上で気をつけていらっしゃることは?

宝くじが良く当たると評判のお店です。

ご主人:どんな小さな買い物でも、たとえ20円の切手1枚でも、お客様に来ていただくのはありがたい。感謝の気持ちを忘れないということです。

私は勉強はできなかったけど、車の免許は一発で取れたし、たばこの販売の申請も、人に頼らず、自分で書類を書いて出しました。たばこは何度も落ちたけど、何度も申請して許可をいただきましたよ。自分でやりたいと思ったことは一生懸命やってきました。

おかげさまで、今まで病気ひとつしないで、商売を続けれていられます。

周辺案内

須磨児童遊園

住宅街のなかにある児童遊園。手頃な大きさの園内には、すべり台、砂場、ブランコなどの遊具が点在し、日中は地元の子供たちで賑わっている。毎年7月には、東新小岩八丁目町会による納涼盆踊り大会が開催される。

葛飾区東新小岩8−20−15
JR総武本線「新小岩」より徒歩17分

三谷稲荷神社

文明9年(1477)に上品寺の尊栄法印が檀徒奈良橋某と、山城伏見稲荷を勧請、創建したと言われている。当時、創建した地には農家が三軒しかなかったので、三家、または三屋稲荷と呼ばれたが、のちに三谷稲荷神社と改めた。

葛飾区東新小岩8−16−3
JR総武本線「新小岩」より徒歩20分

編集後記

お店の周りは静かな住宅街ですが、小泉酒販さんには、取材中もひっきりなしにお客様がおみえになりました。

お話を伺っている最中でも、お店のドアが開くと、ご主人は元気に「いらっしゃい!」とお声がけされ、気持ちよくお客様をお迎えしていました。

たばこ、お酒の販売はもちろん、宝くじ売場としても、有名なお店。宝くじ協会からの感謝状も数え切れないくらい飾ってありました。もし、お近くをお通りの際は、「七福爺」のいるこちらに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。