代表 加藤 美奈子
住所 品川区小山6-5-8
TEL 03-3781-4061

東急目黒線の西小山駅は、2006年に地下駅として新しく生まれ変わり、2008年に駅ビルが完成、2009年には地上改札前に広いロータリーができました。

目黒駅から3駅と、通勤・通学に便利な場所ながら、閑静な住宅地が広がる落ち着いた街です。

こちらの西小山商店街東栄会でお茶とたばこのお店を営む加藤さんにお話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺った加藤さん。

加藤さん:昭和27~28年頃だと思います。お茶屋として開業して、たばこを扱い始めたのは、40年くらい前になります。

近所にたばこを売ってるお店があったんですけど、おやめになったので、販売の申請をして許可が下りました。まだその頃はたばこがよく売れていましたから。

このあたりは商店街ですね。

入口正面に見える棚。お花も飾ってあり、 明るい色合いです。

加藤さん:ここは昔、すごく賑やかな商店街で、スリが出るくらいでした。うちの前にある八百屋さんもすごく間口が大きく、人がいつも集まっていましたし、お豆腐屋さん、お肉屋さん、全部個人の商店が軒を連ねていました。

まだ西小山駅が目黒線ではなく目蒲線だった頃(目蒲線は2000年に廃止)の話です。今は商店街のお店も減ってきてしまって、最近このあたりにいらした人には「ここは駅の裏側だから」って言われてしまいました(笑)。

商店街は確かに駅を挟んだ反対側にもあり、そちらにもお店がいっぱいあるんですけどね。

こちらも立派な商店街ですけどね(笑)。お客様は常連の方が多いですか?

昔ながらの茶箱がずらり。レトロな雰囲気が ステキです!

加藤さん:そうですね。ほとんどのお客様は、お店にみえたら黙っててもたばこを差し出すような(笑)。

コンビニがあるのにそこを通り過ぎてうちに買いに来てくださっていると思うと、ありがたいです。たばこはどこで買っても同じ値段ですから。

自転車に乗っていらっしゃるお客様は、おりなくてもいいし、ワンちゃんを連れたお客様は、リードを外につないでお店に入らなくても、立ち寄りで買えるので、便利に使ってもらっています。

コンビニではなかなかそういうわけにはいかないですよね。定休日は?

ちょっと懐かしいレトロなたばこの窓口。

加藤さん:日曜日定休ですが、もし他の日にも休みを取るとなると、一ヶ月くらい前から貼り紙と口頭で告知しておきます。

というのも、一ヶ月ぶん分 何カートンもまとめて買ってくださる常連のお客様もいらっしゃるし、「来たのに休みだった」とか、「このあいだ店の前を通ったときに閉まってたけど、病気でもしたの?」とか心配してくださったりして、ご迷惑をおかけするので。

常連のお客様が多いぶん、いろいろ気にかけてくださいます。お土産をいただいたりもします(笑)。

お客様との触れあいが温かいですね。それでは、ご商売をされる上で気をつけていることは?

西小山商店街東栄会にあるお茶とたばこのお店です。

加藤さん:特別にはないんですけど、お客様はみなさん分け隔てなく大切なお客様ということです。たとえば、たばこ1つ買ってくださるお客様も、100個買ってくださるお客様も、同じお客様ということです。

人によって接客の態度を変えることはしないように心がけています。

周辺案内

江戸見坂

かつて、この坂の上から江戸市中が見渡せたことから、この名がつけられたと言われている。江戸市中だけではなく、大井・大森方面の海に加え、富士山も見えたという。

品川区小山6−18~24
東急目黒線「西小山」下車徒歩3分。

小山八幡神社

鎌倉幕府の頃の創建と伝えられる旧・小山村本村の氏神で、妙見菩薩をも祀ったことから、妙見八幡とも言われた。境内には品川区天然記念物に指定されている2本のシイの木がある。

品川区荏原7−5−14
東急目黒線「西小山」下車徒歩8分。

編集後記

明るく親しみやすい雰囲気の加藤さん。お店の棚に並んだお茶の木箱についてお訊ねすると、木箱の内側にはトタンが貼ってあり、防湿・防虫効果に優れているとのこと。

昔は空箱になったものを最中の皮を作るお店が保存用にたくさん買っていってくれたのだとか。そんな専門店ならではの興味深いお話を聞かせていただき、常連さんがお店の中に長居してしまう気持ちもよくわかりました。

楽しいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。