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たばこ屋さんインタビュー詳細 東京南5市エリア

KMコーポレーションズ

代表 土方 喬子
住所 日野市石田

 多摩地区の日野市では、いたるところに“土方”の姓の表札を目にします。そうです、今回の街角たばこ屋さんは、あの新撰組副長の「土方歳三」が生まれ育った町で長年たばこの販売をなさってる、「KMコーポレーションズ」さんをご紹介いたします。再来年のNHK大河ドラマ「新撰組」(三谷幸喜脚本)、モノレールと話題性抜群の日野市のホットな街の様子もご紹介します。

この辺の“土方”さんは、皆さんご親戚なんですか?

家の側にある自動販売機

 喬子さん:そんなことはないですけど、遠い血縁関係にはなるんじゃないかな。ただ“土方”という姓が昔から多いですね。最近はよそから来た方も増えましたが、昔は本当に“土方”だけでしたよ。
たばこの販売は、自動販売機のみですか?

仲のいい、息のあった土方 実さん・喬子さんご夫妻です。

 喬子さん:そうですね、多摩モノレールの建設で前のお店がかかってしまって、やむなく立ち退きました。ですから出張販売という形に段々切り替えていって、今はそれだけです。最初は昭和41年に、母と2人で駄菓子屋とたばこ屋をやっていました。その後が私1人で、喫茶店とたばこ屋をやっていました。当時は多摩動物園ができた頃で、5月の子供の日なんかになると、お店の前の道が動物園に向かう車で渋滞して、アイスクリームやジュースだとかを買う子供さんでいっぱいでした。
この辺は昔と比べてどうですか?
 実さん:変わりましたね。日野は都心から見るとはるか遠くのような感じを持たれてる方も多かったんですが、去年多摩モノレールが全線開通してからは東京方面の縦の線に対して、横の線ができたから人の出入りが多くなってきましたね。遠方からも土方歳三関係のスポットに行きやすくなったみたいだし。それと大河ドラマが始まればもっと盛り上がってくるんじゃないかな。この間、経済アナリストの方がこれからは万願寺駅周辺の景気が伸びてくるんじゃないかって言ってましたよ。今が旬な場所ですね。
やはり、土方歳三さんを誇りに思われますか?

17年前まで営んでいたたばこ屋さんと軽食店。今はこの地にモノレールが通っています。

 実さん:それはありますね。でも意外と思うのは、地元の人のほうがさめてるなということかな。一応、5月の第2土曜・日曜に新撰組祭りをやるけど、それでもやり始めてからまだ10年位ですね。そういう意味でまわりの人のほうがよく勉強してるっていうか、熱狂的ではありますね。地元で盛り上がり始めたのはここ5、6年かな。
たばこを扱っていて、何かうれしかったこととかありますか?

とても大きな看板。遠くからでもよく目立っていました。

 実さん:自販機を置かせてもらっている会社が段々大きくなっていって、『もう一台頼むよ』なんてこられた時はやっぱりうれしいね。お客さんと一緒に成長していく商売だからね。あとは、ガソリンスタンドさんなんかは全部紹介で置かしてもらっているから、どんどん繋がっていくわけですよ。皆さん良い方たちで、自販機自体のコストは回収するのになかなか時間はかかりますが、何十年ってお付き合いになってくると損得じゃなくなるからね。ただね、依頼の話は来るんだけど、自販機への初期投資が結構かかって、こんな時代だからなかなかお応え出来なくて辛いところだよね。
お仕事以外での楽しみはありますか?

自宅前の浅川の土手。実さんはここをよく散歩されるようです。

 実さん:海や山やいろいろなところへ皆で出かけて、俳句を詠むことかな。
私の場合は、五七五の有季俳句も作るんだけど、そうゆうのにとらわれない自由律俳句が多いんだよね。
 俳句には1つの意味しかとれない俳句と、いくつもの解釈が出来る俳句があると思うんだけど、私は、詠んだ人の生活環境や生まれ育った環境によって解釈の仕方が違って当たり前だと思って作ってるから。
★ 土方実さんの俳句をご紹介! ★
 東京多摩地区現代俳句協会の常任幹事として活躍なさっている実さん。特選句として大会で入賞した俳句をここでご紹介します。

土筆でたぞゾク族ゾク賊ゾク俗でたぞ

 この俳句は「“族がらみ”のゾク、“あやしい”という意味のゾク、“俗っぽい”という意味のゾク」と、それぞれを“つくし”に例えて表現された、社会風刺を込めた詩になるそうです。
 自宅前の土手を朝散歩している時に、よく俳句のネタが頭に浮かんでくるそうです。

周辺案内

「土方歳三のお墓がある石田寺」

 土方歳三の墓参りに全国各地から訪れるという石田寺。お線香が絶えることのない土方歳三のお墓の前には、ファンのメッセージノートが山積になっているという。


「新撰組ゆかりの地、日野館(佐藤道場跡)」

 新撰組の近藤勇や土方歳三、沖田総司、井上源三郎らが出会い、剣術を学んだという「佐藤道場」。その跡地に趣きある門構えと、江戸時代の匂いを感じさせる立派な建物は、今は「日野館」というお蕎麦屋さんになっています。新撰組発祥の地で、おいしいと評判のお蕎麦をツルツルっと味わうのも最高。


編集後記

 出張販売と形は変わっても、たばこの自販機がご縁で、皆さんが土方さんの所を通して情報交換をしていくといった、昔ならではのたばこ屋さんの役割を担っていらっしゃるといった感じを受けました。ご夫婦のさりげない気づかいときめ細やかな対応、そして、ご縁を大切にしていくといったお人柄が、紹介が紹介を呼んで発展していったのでしょう。土方さんご夫婦とともに、日野市もこれから益々発展していくに違いありません。

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