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たばこ屋さんインタビュー詳細 東京南5市エリア

ざるや

代表 遠藤 誠
住所 〒206-0802  稲城市東長沼592
TEL 042-377-6043

 JR稲城長沼駅から、稲城市の特産でもある梨畑を眺めつつ、ゆっくり歩いて5分ほどの好立地にざるやさんはありました。酒、たばこ他、コンビニさんとしてたくさんの商品を扱うざるやさん。コンビニとして業態を変えた今でも、昔からのお客さまを大切にする御主人は、毎日忙しく外を回られているようです。

今現在はコンビニさんですが、その前はどのようなお店でしたか?

お店は主に御主人のお姉様と奥様がみているとのこと。

 昔ながらの酒屋でした。創業は…「笊屋」(ざるや)という屋号で父の代より前には商売をしていました。戦時中、業務整理があって、一時商売ができなかったときもありましたが、先代の父が再度、塩、たばこ、酒とそれぞれ免許をとって、また商売を始めたんです。
「ざるや」という屋号がついたということは、ざるを売っていたのですか?

お店の自動ドアの横にたばこの窓口。

 そうですね、農家の方が竹を編んだりして作ったざるを持ち寄って売るというシステムだったのではないかと思います。もともと万屋形式で商売をしていた経緯はありますね。
お店を先代のお父様から御主人に引き継がれた当時は、どのような環境でしたか?

レジの横にはスペシャルパッケージのたばこ。

 私が店の仕事に就いたのが30数年前で、高校を卒業してすぐの、ちょうど高度成長期だったんです。うまく波に乗れたなあという感じはありましたけど、売上としてはそれこそ今の何分の一という程度でした。でも、今よりもっと面白みのある商売ができて、やりがいがありましたね。お客さまとのふれあいといいますか、情を大切にする味のある商売ができましたね。
コンビニは品数が多いですし、お忙しいでしょうけど、コンビニに変わったのはいつ頃ですか?
 昭和58年ですね。この辺りでは2番手くらいでしたから、その頃は重宝がられました。忙しいということに関しては、長時間営業ですし、日配品や扱うアイテムが増えるだけに神経を使う部分も多いですね。でも、コンビニに変える前も朝8時から夜9時まで営業していまして、その営業時間を夜11時までに延ばしただけですね。
昔からの常連さんも多いでしょうね。

掃除用具と灰皿。お店前は綺麗に掃き清められていました。

 そうですね。やはり私もそうですが、お客さまも年齢を経て世代交代していますから、代替わりしてもいかに私どもの店を支持してくださるかが大切ですよね。そういうこともあって業態を変化させることによって、新しいお客さまの獲得にも繋げています。コンビニにすると、入りやすい、買いやすいということで、色々なお客さまに来ていただけますけど、その反面、珍しい、私どもがふだん扱っていないようなたばこを求めるお客さまがいらっしゃっても、置いていないとわかると帰られてしまうのですね。我々ももっとお客さまに話しかけてコミュニケーションを取って「次は置いておいてね」って気軽に言っていただけるように、頑張っていきたいですね。
もともと酒屋さんということで、配達も多いようですね。御用聞きのようなこともされていたのですか?

お店前の広々とした空間。

 ええ、今でもやっているんですよ。コンビニを始めた頃は長時間営業ということもあって一気に売上も伸びまして、店売りだけでもやっていけるな、とその時点では思いましたが、この先に競合店ができたときのことを考えて頑張って外売りも続けていこうということでやってきたんです。今になって考えれば、配達するコンビニも増えてきたし、続けてきてよかったなと思います。守っているだけの商売じゃ先細りになっていきますしね。こつこつ飛び回ってやっています。外を飛び回っていればお客さまの色々なご要望をお聞きできますし、店売りだけに力を入れると、新しい競合店ができたときにお客さまがそちらに流れてしまいますから。
なるほど。配達へ行ったり、配達先でお客さまのご要望を聞くのが外売りというのですね。毎日回られるということですが、大変でしょうね。

のどかな町の便利なお店です。

 でも、外回りしていると、色々変化があって楽しいこともいっぱいありますよ。昔は農家の方々が、畑作業の合間に田んぼの真ん中で休憩していたりして、そんなときはお茶によばれたりしましたね。仲良くさせていただいて、それで商売が繋がってきたようなところがあります。
御主人が外を回っていらっしゃる間は奥様とお姉様がお店をみているのですか?
 そうですね。家族で店番していると、「いつものちょうだい」っていらしゃるお客さまが多いんですね。ふだんは女房と姉が店に出ていることが多いので、私が店番していると、ちんぷんかんぷんのときがあります(笑)。たばこを買う常連さんだと、それで通じますから、そういうお客さまはありがたいですよ。でも、店にふだん置いていないたばこでも、お取寄せの注文を週二回できますから、昔に比べたらお客さまにあまり迷惑をかけずに調達できますし、そこは私どももうまくアプローチしていって、なるべくお客さまのニーズに応えていきたいですね。

周辺案内

「大丸親水公園」

 長い歴史をもつ大丸用水の保全を図った延長1120メートルの細長い緑地。公園のテーマは「光と清流と緑の小径」とし、小公園、庭園、地区会館や多目的広場など、「散策」「遊び」「語らい」の場をつくっています。大丸用水は江戸時代元禄年間(1690年)に築造され、以来300年にわたり稲城市の農耕地を豊かに潤してきました。

住所:東京都稲城市大丸251
※JR南武線「稲城長沼」下車 徒歩7分


「常楽寺」

 天台宗で、樹光山浄土院と号す。本堂の阿弥陀堂には、阿弥陀三尊像、閻魔王坐像などの指定文化財の仏像が安置されています。山門は、江戸時代初期の建造物で、寺院建築としては市内で最も古い文化財の一つです。

住所:東京都稲城市東長沼2117−2
※京王線「稲城」 下車 徒歩5分


編集後記

 ふだんは外を飛び回っていると仰るとおり、とても元気で明るく、笑顔のたえない素敵な御主人でした。暑いなか毎日外に出るのは大変でしょう、と言うと「デスクワークだとすぐに眠くなっちゃうんですよ」と笑っておられました。体を動かすのが好き、と仰る御主人。休日はゴルフなども楽しまれているようです。

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