代表 中園 陽子
住所 〒197-0012  福生市加美平1-28-6
TEL 042-554-6315

 車の往来の多い大通りを加美平団地側へ曲がると、驚くほどの品揃えを誇るたばこ屋さん「なかぞの」があります。店主である奥様がずっと切り盛りしてきたお店を、5年程前にお勤めを退職されたご主人が手伝うようになったとのこと。仲睦まじいご夫婦にお話をお伺いしてきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

ご主人と店主の奥様。仲睦まじいご夫婦でした。

 奥様:昭和49年11月から始めました。最初は山崎製パンの売店で、そのあと、昭和57年頃だったと思うんですけど、Pascoというパン屋さんから冷凍の生地をいただいて、加工して売るという形態のパン屋さんに変わりました。そのあと、平成8年にパンも全部やめて、お菓子とたばこだけに。それからお菓子もなくして、たばこだけを扱うようになったのが、今から5年程前です。

最初からたばこは扱っていたのですか?

外国のめずらしいたばこやパイプ、葉巻など、品揃えは豊富

 奥様:はい、パン屋をやる時点で、お客様にたばこも置いて欲しいと言われまして、「署名もするよ」なんて言っていただいて、あと、主人の実家もたばこを置いていて、お客様を呼ぶって言われて。
 ご主人:私の実家は大分県で呉服店を営んでいましたが、たばこはずっと扱っていたんですよ。たばこというのは利益よりも集客ということで、今もコンビニさんなどはそうですよね。パン屋をやるにしても、そういうお話があれば、是非たばこも扱ったほうがいいということで、加えておきました。

外国のめずらしいたばこや葉巻など、豊富な品揃えですが、これも最初から?

 奥様:いいえ。「こういうのある?」ってお客様に言われて、ご要望にお応えしながら、段々と増えていきました(笑)。お客様に色々教えてもらって勉強しながら。結構遠くからも買いにきて下さいます。今まで国立や銀座など遠くまで買いに行っていたお客様が「助かります」って言って下さいます。

ご主人はお勤めを退職されてからお店を手伝うようになって、苦労されたことは?

奥様のご趣味だというチャイナペインティングの花瓶。

 ご主人:私はないですよ。家内が全部やってくれますから(笑)。
 奥様:私が仕入れなどしたり、外に出ているときも主人がお店にいてくれるので、助かっています。
 ご主人:宅急便なども、そんなに需要は多くはないのですが、やはり商売をする上では地域の皆さんの役に立ちたいと思うので、やっています。たばこを買わないお客様でも、宅急便があって助かる、と言ってもらえれば、やはりやっていて良かったと思えますね。

ご主人がお店を手伝うようになってから奥様もだいぶ助かっているようですね。

品揃えの豊富さから、車で買いにくるお客様も多いとのこと。

 奥様:ええ本当に。明日は一日中習い事で出かけますし、夜も週に4回くらいは習い事に出ちゃいますね。主人が退職して家に入ったときに「さあ、今度はお母さんの番だ」って言ってくれたのに甘えさせてもらって、調子にのって(笑)。

ちなみに奥様の習い事は?

外から見ても扱うたばこの種類が一目でわかるディスプレイ。

 奥様:居合道をやっています。それと関連して新陰流という剣術も、それともう一つ、チャイナペインティングという、陶器に絵を描くこともやっています。作品は戸棚の中とか、見えないところに置いています(笑)。山菜採りも楽しみで、この間もお友達が来て、もうそろそろねって段取りをしていました。たけのこ採りも2月の末から6月いっぱいくらいまでできるので、これから忙しいです(笑)。

周辺案内

神明緑道

 羽村−山口軽便鉄道の跡である、神明緑道と称される遊歩道、途中の横田基地で分断されますが、山口貯水池まで続いています。玉川上水の近くまで行くと、羽村−山口軽便鉄道のレール跡が発見されたり、鉄道時代そのままのトンネルが残っていたりと、この遊歩道を探検するイベントなどもあるようです。

東京都羽村市神明台1~
JR青梅線「羽村」下車 徒歩10分

五ノ神神社

 本殿は、1862年に竣工したものと推察されています。五ノ神神社といえば、境内にある、まいまいず井戸が有名。螺旋状の形をしていることから、かたつむりの地元方言である、「まいまいず」と呼ばれるようになりました。1962年まで、地元の人々に利用されていました。

東京都羽村市五ノ神1−1
JR青梅線「羽村」下車 徒歩1分

編集後記

 葉巻やパイプも扱っているせいか、お店に入ったときに、葉巻のいい香りが漂っていました。ご主人はずっと葉巻を吸っているとのこと。朗らかな奥様の習い事が居合道や剣術ということに驚きました。言われてみれば、長いこと武道を習っていらっしゃる奥様はすっと背筋が伸びていて、立ち姿が美しかったです。