代表 坂田 辰久
住所 〒194-0013  町田市原町田6-20-10
TEL 042-722-2014

 複数の路線が交差するターミナル駅として、近年ますます発展を遂げる町田駅。駅ビルや商店街、多くの飲食店や娯楽施設が集中し、絶えず人々が行き交う賑やかな繁華街です。原町田大通り沿いにお店を構えるエスポアなかのやさんのご主人と娘さんの尚子さんにお話を伺ってきました。

創業されたのはいつ頃でしょうか?

お話をして下さったご主人と娘さんの尚子さん

 ご主人:大正2年です。私は三代目ですね。酒屋で商売を始めて、たばこは昭和40年代から扱い始めました。以前は商店街の中に店があったんですが、この店の前の通りを新しく造るということで、こちらに10年前に移ってきたんです。店は私と家内と娘と娘の旦那の婿さんと従業員がひとりで、5人でみています。たばこは娘の担当です。

先祖代々町田に住まわれていて、ご商売を始められたのでしょうか?

在庫豊富なレジ前のたばこ棚

 ご主人:いいえ。祖父は新潟から出てきたんです。夏は新潟でお米を作って、冬には町田の酒蔵で杜氏として働いて、こっちに移り住んだんでしょう。それで酒屋を開いたんです。屋号の「なかのや」も、出身の新潟に大島村の中野という地区があって、そこからきているんです。

町田周辺はお祭りやイベントも多そうですね。

町田の地酒セット中の柿ワインの柿は尚子さんも収穫に行かれたそうです。

 尚子さん:そうですね。9月に「フェスタまちだ」という大きなお祭りがあります。この前の大通りを通行止めにして、エイサーという沖縄の踊りを踊ったりします。その翌週には天満宮の例大祭という御神輿が出るお祭りもありますね。私も御神輿を担いでいます(笑)。この前の例大祭のときは、日本たばこさんからマナーキャンペーン用のポケット灰皿をもらったので、御神輿をかつぐ人に配っていましたよ。

ご商売をされる上で気をつけていらっしゃることを教えて下さい。

原町田中央通り沿いにある大きな酒屋さんです。

 尚子さん:親切にすることと、笑顔で応対することですね。町田周辺のお店もよく変わるので、道を尋ねられるお客様も多いんですよ。以前はそれぞれ個人でやってる商店さんが多かったんですが、今はビルの中に入っちゃったりしているので、ビル名だと難しいんですよね。私もずっと町田にいるんですけど、だんだんわからなくなってきちゃって地図を見たりします(笑)。

接客で思い出に残っていることはありますか?

レジ脇の休憩スペース。常連さんがお話をされていくそうです。

 尚子さん:必ず毎日「こんにちは」って挨拶してお帰りになる男性のお客様がいらっしゃるんですよ。以前、その方が病気で大きな手術をしなくてはいけなくて悩んでいたときに「隣のおじさんも3回救急車に乗ってるけど、いつもちゃんと生還してるから大丈夫大丈夫!」って元気づけたんです。今でもそのお客様が「あのとき、明るく元気づけてくれたから手術して元気になれた」って言って下さるので、本当に良かったなって思います。

周辺案内

国際版画美術館

緑濃い広大な斧ヶ谷公園の風景にとけ込むように建つ、世界でも数少ない版画を中心とする国際版画美術館。展示室だけではなく、初心者向けの版画講座や、設備の整った版画工房も併設され、訪れる人を楽しませてくれます。

東京都町田市原町田4−28−1
JR横浜線、小田急線「町田」下車 徒歩15分

原町田七福神

2009年に市制施行50周年を迎えた町田市が、原町田の商店街の更なる発展を願って設置した原町田七福神。町田駅を中心に設置されているので、ぐるりと7つ巡って約1時間の散策となります。

東京都町田市原町田6−21−28「浄運寺」前、他
すべてJR横浜線、小田急線「町田」下車 徒歩10分圏内

編集後記

 ご家族みなさんで、お店を営むエスポアなかのやさん。ご主人も娘さんの尚子さんも、町のイベント情報や土地由来の商品に詳しく、取材中にも、レジ脇の休憩コーナーで常連さんがお話をしているなど、地元を愛し、また地元の方々にもとても愛されているお店だと感じました。