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【昭和30年代】
東京オリンピック開催で、日本中が沸き立っていました。
昭和30年代のころですが、父のおつかいで、毎日たばこ屋さんへたばこを買いに行っていました。今みたいに自動販売機がなく、お店に買いに行きました。たばこ屋さんには、いろいろなたばこのにおいがまざった様な独特のにおいがあり、不思議なことに、いまでもそのにおいを思い出すことができます。また、こどものころから父が吸うタバコのにおいをかいでいたせいでしょうか、いこいやしんせいのにおいがまだ頭の中に残っています。ヘビースモーカーの父で、毎日三箱は吸っていたので、父の日のプレゼントは、いつも決まってたばこをプレゼントしました。その父も他界し、仏前には大好きなたばこをいつもお供えしています。私にとりまして、たばこのにおいは父のにおいです。
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