1976-1965 昭和50年代
おつかいと言えばたばこ。ささやかなお駄賃がシアワセだった頃

「あなたのたばこの思い出」入選受賞
【1983/昭和58年】
おじいちゃん家が昔タバコ屋さんでした。おばあちゃんがみかん箱一つからお店を始めて、タバコ、日用雑貨、ジュース等を売るタバコ屋さんになったそうです。1958年のポスターが当時の店の雰囲気を思い出させます。私が幼少の頃は煉炭の回りにおじいちゃんとおばあちゃんが座って店番をしていて、店裏に行くとダンボールにタバコが山積になっていてよく補充を手伝ったものです。手伝いをした後、店のお菓子を一つくれるのが何より楽しみでした。峰というグレーの箱のタバコがとても印象的です。今でもあるのかな?今は個人のタバコ屋さんも自動販売機での販売になってしまって淋しいですね。でも、私がタバコを買う時は小さなガラス窓を開けて「すみませ〜ん、タバコ下さい」というのがやっぱり好きです。
[30代/女性/千葉県]
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