1989- 平成
たばこ1つとってもその国の文化がみえてきます

「いっぷくの思い出」入選受賞
【1994/平成6年】
私が22歳のころ、友達と2人で山登りに行ったときに、ちょっとした遭難にあってしまい2人で一夜を過ごしたのですが、その時の季節は11月ごろでかなり夜中は寒くなり、なるべく風の当たらない場所を見つけて朝まで待つことにしました。眠らないように2人でいろんな話をして朝が来るのを待っていたのすが、そのとき煙草が最後の1本になってしまい、2人でどうするか話し合い、結果無事ふもとまで戻ることが出来たら2人で1本の煙草を吸おうと決めました。次の日、何とかふもとまで戻って約束していたラスト1本の煙草を2人で吸ったときの煙草の味は今でも忘れられません。
[30代/男性/神奈川県]
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