1989- 平成
たばこ1つとってもその国の文化がみえてきます

「いっぷくの思い出」入選受賞
【2002/平成14年】
私が病気になったときに、ヘビースモーカーの父は一切、家でタバコをすうのをやめました。毎日2箱くらいすっていたのが、全くすわなくなったのです。毎日タバコを吸っている姿を23年間見てきた私は、父の喫煙姿が結構好きです。なので、なんとなく心悲しい思いでした。1週間後、完全復帰した私を見ると、父は灰皿を出してきて、一服。「フゥー、やっと治ったか。やっとすえるなぁ」とてもうれしそうに吸っていました。私もその姿を見て、少しうれしくなりました。
[20代/女性/大阪府]
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