代表 尾城 智康
住所 〒107-0052  港区赤坂8-12-13
TEL 03-3470-4675

 青山一丁目駅、赤坂駅、乃木坂駅、六本木駅が徒歩圏内にある、とても便利な立地にお店を構える尾城商店さん。そばには、二・二六事件の舞台ともなった赤坂の歴史をしのばせる邸宅や記念公園と、東京ミッドタウンに代表される現代の洗練されたビル群、また、多くの大使館が点在し、インターナショナルな街の様相を呈しています。その赤坂で長くご商売をされている尾城商店の若きご主人とお母様にお話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺ったご主人とお母様

 お母様:関東大震災の前ですね。明治の後半だと思います。私のひいおじいさんが雑貨、日用品、食品など、なんでも取り扱っている店を始めました。その当時は今よりも、もっと間口の広い大きな店でした。息子で四代目になりますね。

それでは、ご主人がお店を継いだのはいつ頃でしょうか?

外国のたばこも置いています。

 ご主人:日韓ワールドカップの年なので、2002年ですね。6月に父が亡くなってすぐ、僕が店に入りました。それまでは父と姉が店をやっていて、僕は自動販売機にたばこを入れるのを手伝っていた程度で、店のことは何もやっていなかったんです。

 お母様:息子は他にやりたいこともあったようなんですが、主人が亡くなるとすぐに店を継いでくれました。店のことは何も教わらないまま主人が亡くなりましたので、息子はとても苦労したと思います。

それはご苦労されましたね。お店を継がれた当初は、ご主人はご商売自体が初めての経験だったのですか?

整然と並べられた在庫

ご主人:そうですね。最初はたばこの銘柄も値段も覚えていなかったので、お客様に文句を言われることが多かったですよ(笑)。たばこもそうですけど、お菓子と飲料も扱っているので、夏場に飲料がよく売れるということでさえ、頭に入っていなくて、夏に飲料の在庫が足りなくなったりしました。

でも、今はお客様がいらしたら、パッとたばこをお渡しして、とてもスマートにやりとりされていますね(笑)。

レジ前の小物たち

 ご主人:そうですね(笑)。うちは常連さんがほとんどですから。客層も月曜から金曜の平日と、土日祝日では、まったく変わります。地元の方というよりは、このあたりに勤めに来ている方が多いですね。マンションもたくさんあるんですけど、その一室を使っている会社が多いので、お勤めの方がたばこや飲料を買って下さっています。周りに大使館があるので、外国人のお客様も多いですね。

この土地ならではのお客様ですね。ご商売上で気をつけていらっしゃることは?

飲料やお菓子も置いています。

 ご主人:店の営業時間が朝9時から夜9時までですが、毎日定時に店を開けることですね。土日祝日も営業しています。やっぱり店が閉まっていると、せっかく来ていただいても、お客様は買えないですから。自動販売機もありますが、だんぜん手売りのお客様が多いです。自動販売機を使いたい方もいらっしゃると思うんですけど、タスポを作るという行為と、それを常に持ち歩かなきゃいけないことが多分、面倒だと感じるんでしょうね。タスポはお財布に入れておいて、お財布ごとタッチできるんですけど、皆さん、お財布からカードだけ出して使っていらっしゃってますし。窓口で買うお客様が多いので、やはりちゃんと店を開けておくということを気をつけています。

周辺案内

乃木神社

 明治天皇崩御の折、殉死した乃木希典将軍と妻・静子夫人を祀った神社。大正12年に鎮座祭が行われた。昭和20年、空襲により本殿以下社殿が消失したが、昭和37年に復興しました。

港区赤坂8−11−27
東京メトロ千代田線「乃木坂」下車徒歩1分

ミッドタウンガーデン

 東京ミッドタウンの日本庭園をテーマにしたグリーン&パーク。広大な芝生広場を始め、4つのゾーンに分かれている。また、四季の花々を愛でながらジョギングを楽しむ人々も多い。

港区赤坂9−7
東京メトロ千代田線「乃木坂」下車徒歩3分
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」より直結

編集後記

 今は、お姉様とお二人でお店を見ているというご主人。お若いですが、組合の理事としても活躍され、次世代の期待を背負っていらっしゃいます。お母様は、普段はお店には立たれないとのことですが、取材日にお越しいただき、お店の成り立ちや、赤坂周辺の歴史について、興味深いお話をたくさんして下さり、とても勉強になりました。本当にありがとうございました。