代表 金井 キミ
住所 江東区扇橋2-6-12
TEL 03-3644-3429

江東区・住吉周辺は、広大な猿江恩賜公園、小名木川にかかる扇橋閘門、横十間川親水公園、クローバーの形をした独特の外観からドラマロケ地として使用された小名木川クローバー橋など、川に関する観光資源が多い注目の下町エリアです。

この地で大正時代からたばこ屋さんを営む金井商店のご主人と奥様に、お話を伺ってきました。

お店の創業はいつ頃でしょうか?

お話を伺ったご主人と奥様

奥様:先代のおばあちゃんの名前が「キク」というのですが、関東大震災があった年(大正12年)にここの店に嫁ぎました。ですから、店はもっと前からありましたね。

ご主人:戦後は、たばこをよく売りましたので優良店ということで、江東区から度々表彰されました。昔から店は女性が見て、私ら男は外で働いていました。

それでは、奥様がお店に入ったのはいつ頃ですか?

とても温和で可愛い看板犬のモカちゃん

奥様:私は昭和25年からです。先代のキクおばあちゃんは、昭和55年に亡くなりましたので、それまではずっと一緒に店を見ていました。キクおばあちゃんは「たばこを売っていれば食べられなくなることはないから、絶対手放しちゃいけないよ」と言っていましたね。それは、たばこが売れていた昔の話ですけどね(笑)。

たばこの他に、化粧品、宝くじ、雑貨や食品、郵便切手も置いていますね。

たばこの銘柄豊富です。

奥様:何でもあるでしょ(笑)。宝くじを扱い始めてからは、まだ4年くらいですけど、来店されるお客様も街とともにだんだん変わってきてはいます。

昔はこのあたりは大きな工場が多くて、そこで働いている人たちが買いに来てくれましたが、工場がなくなってマンションがたくさん建てられました。マンションに入居してきた人たちは、あまり地元の商店街では買い物しませんね。

でも、たばこのお客様は昔ながらの方もいますし、店の前が清洲橋通りなので、少し車を止めてカートンで買ってくださるお客様も多いです。

たばこの銘柄もたくさん置いていますね。

たばこ、化粧品、雑貨、食品、宝くじも販売

奥様:数えたことはありませんが、150種くらいはあるでしょうか。これでも以前よりは減らしたんです。常連のお客様のなかには、銘柄を変えるとき「今度から○○にしたよ」って言ってきてくれる方もいますね。ずっと買いに来てくれるお客様は、ありがたいです。

それでは、ご商売をされる上で気をつけていらっしゃることは?

清洲橋通り沿いのお店です。

ご主人:安心して買い物できる店であるということですね。うちは、朝7時から店のシャッターを開けます。そんなに早くから開けてもお客様来ないですけどね(笑)。

夜は8時頃まで。休みは第3日曜だけです。他にやることもないし、店を開けてさえいれば、少しは世の中のためにはなるから(笑)。

扱う商品が多いのも、少しでも、世のため人のためになれれば、と思って正直に商売しています。

周辺案内

扇橋閘門

小名木川の東西の水位差を調節し、船の通航を促す施設。東京のミニパナマ運河とも呼ばれ、観光資源としても注目されている。平成30年3月現在は耐震補強工事のため、施設を閉鎖し通航不可としている。

江東区猿江1−5−18
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「住吉」より徒歩10分

猿江神社

平安時代後期、源頼義・義家父子の家臣で猿藤太という武将がいた。数々の武勲を立てた藤太がこの地の入江で亡くなると、地元の漁師が手厚く葬り、猿藤太の「猿」と亡くなった入江の「江」を取り、猿江神社として奉った。

江東区猿江2−2−17
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「住吉」より徒歩5分


編集後記

長い間ずっとご商売を営まれている金井商店さん。お店に掛けられていた江東区からの表彰状には、創業大正2年と書かれていました。奥様もご主人も、街の移り変わりを見守ってこられ、地元のことを色々と教えてくださいました。

そして、お店にはとっても可愛い看板犬のモカちゃんがいます。昼間、働いているお孫さんの飼い犬を預かっているとのことですが、本当におとなしいお利口さんでした。たばこ、化粧品、宝くじと扱う商品も多彩な金井商店さん。

近くをお通りの際はぜひ立ち寄ってみてください。