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【2000/平成12年】
友人の結婚式でスピーチを頼まれ今までたくさんの人の前でしゃべったことのない私は何日も前から緊張しっぱなし。当日も朝早くから練習していたのにその日はその年最高の降雪量を記録し電車も止まり焦りと苛立ちで到着の頃にはすっかり忘れていました。どうしようと悩んでいると新郎の友人が「簡単で良いから」と言いながら差し出してくれた1本のタバコ。禁煙中であったにもかかわらずうっかり手を伸ばしてしまったがこのお陰でふと思い出し、緊張も無くなり全てが上手く良き友人も「一番良かった」と言ってくれました。以来私のポケットの中にはこの吸殻がお守りとしてあります。
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