【1997/平成9年】
私の父は、たばこを一日3箱吸っていた、愛煙家でした。そして、父の親も愛煙家でした。いつもお墓参りする時は、父はお墓の前でたばこを2本つけます。1本は、お線香と一緒にお墓に、そしてもう1本は、自分で。何も話さずにお墓に向かって吸っている父は、何年も昔に亡くなった自分の父親と一緒に吸っている気分だったのでしょう。父が亡くなり5年が経ちます。今、お墓参りには、3本のたばこに火をつけます。私と父と祖父との楽しい「いっぷく」タイムです。
[40代/男性/群馬県]