【1970/昭和45年】
ぼくが小学校のころ、父が缶ピースを吸っていました。朝寝ぼけまなこで起きていくと、父が、すごくおいしそうにいっぷくつけていました。本当に、おいしそうで、ぼくが、「そんなにおいしいの?」と聞くと、「ああ、世の中で一番安くて、おいしいごちそうだよ。」と言いました。父がたばこを吹かすたびに、ふわーっと煙が幸せそうに上っていくの今でも覚えています。
[40代/男性/宮城県]